信長を殺した男

ジャンル:コミック、歴史
既刊:8巻(完結)
Unlimited対象:1−2巻(完結)

作品概要:

新説・明智光秀の子孫視点による、本能寺の変へ至る裏歴史。

お勧めポイント:

とても面白い切り口でした。裏切り者としての明智光秀ではなく、最初から最後まで忠義を貫いた上でのすれ違いを見事に描いた1つの歴史ドラマでした。多少、強引な仮説は何箇所か見受けられますが、これはこれで1つの主張ですね。

1巻に物語の重要な要素を全て詰め込み、2巻以降で肉付けしていく技法も見事でした。ただ、時間軸があちこちに飛ぶので、史実をちゃんと学んだ上で読んだ方が絶対におもしろいです。歴史に興味を持つきっかけとして、最高の1冊だと思います。

1巻

2巻

3巻以降はKindle Unlimited読み放題対象外(2021年5月現在)

いちげき

ジャンル:コミック、歴史
既刊:7巻(完結)
Unlimited対象:1-2巻(2021年5月現在)

作品概要:

幕末、大政奉還後、江戸幕府との武力決着を望む薩摩藩は「御用盗」を結成。江戸は強盗・夜襲・放火というありとあらゆるテロが勃発する不安定な都市となる。

江戸城無血会場の立役者の一人、勝海舟は、暗躍する薩摩を抑える為に、農民による特殊戦闘部隊「一撃必殺隊」を育成する。1ヶ月にも満たない短い期間で「殺し方」に特化した剣術を叩き込まれた9人の元農民達は、初陣で華々しい成果を上げるのだが、、、

戊辰戦争へと繋がる幕府と薩摩の争いを、歴史に名が残らない農民部隊という空想の産物を通して見事に描き切った力作。幕末武士達の暗躍をとくと見よ!

お勧めポイント:

歴史の変わり目、大きな戦争になる直前に発生した小さな諍いを取り上げるセンスに脱帽。幕末は幕末でも、大政奉還後をピックアップするとは。実在、及び、空想の登場人物チョイスも絶妙。歴史上に残らない・残ってはいるけど実績が記載されていない人達に焦点を当てています。センスあるなぁ。

当時の身分制度や貧富の差を踏まえた上での、ある意味下剋上物語にしているのも感動モノですが、時代の大きな流れには逆らえないわけで、それでも懸命に生き(死に?)行こうとする登場人物達に心打たれました。良い時代劇モノですぞ!

1巻

2巻

3巻以降はKindle Unlimited読み放題対象外(2021年5月現在)

アルカナハート10周年記念冊子

ジャンル:コミック、歴史
既刊:1巻(完結)
Unlimited対象:1巻(完結)

作品概要:

2006年リリースの美少女オンリー格闘技ゲーム、10周年を記念して作成された小冊子が、Amazonの電子書籍として華麗に復活!

サムスピ零開発メンバーの暴走の果てに生まれた移植傾向発明格闘技作品。
その軌跡の一部でこっそり発生していた裏話を、10年経ったし時効ってことで、ここにぶっちゃけます!!!

お勧めポイント:

異論はあるかもしれませんが、これは歴史!

イロモノ格闘技と言われ続けてとうとう10周年を迎えた、百合色強めバッドエンドありお約束徹底型パワーバランス微妙式オンナノコが可愛いから絶対正義なアルカナハートのぶっちゃけ話同人誌でございます。微妙に萌えそうで萌えない百合カップルなバランスが最高ですよコンパイルハート様。スンドメバランス素敵過ぎない?

10周年企画なので、当時は語れなかったあんなエピソードやこんなエピソードがてんこ盛り!かつてゲームセンターに通い詰めた勢には、とんでもないご褒美ではなかろうかという内容でございます。

かつてのプレミア同人誌が、このような形で一般に解放されるのは、とっても喜ばしいことです。懐かしいなと思った方は是非、お手に取って頂ければと思います。よろしくです!

1巻

乙女戦争 ディーヴチー・ヴァールカ

ジャンル:コミック、歴史
既刊:12巻(完結)
Unlimited対象:1巻(2021年5月現在)

作品概要:

15世紀に発生した、宗教戦争の先駆けとなるフス戦争を、被害者となった一般市民少女の視点から描く意欲作。中世ボヘミア王国の光と影。

お勧めポイント:

表紙に騙されるな、グロ注意作品。

美化されていないリアルな中世ヨーロッパ描写が素晴らしい戦争マンガ作品です。史実に基づいている上に、敗者側の視点なので推して知るべし。オリジナルキャラクター達は見た目は可愛いですけど救いはあんまりありません。読み放題で読めるのは1巻のみですが、いきなり虐殺から始まったりします、容赦ないですね。

ヨーロッパ史や宗教戦争に関する学びの入り口・入門書・参考書として、是非。

1巻

2巻以降はKindle Unlimited読み放題対象外(2021年5月現在)

林檎の木の下で ースティーブズ外伝ー

ジャンル:コミック、歴史
既刊:1巻(完結)
Unlimited対象:1巻(完結)

作品概要:

2人のスティーブがアメリカでアップル革命を起こして居た同時期、日本でもう1つのドラマが密かに始まっていた。

やんちゃな若い企業であるアップルコンピュータを日本で展開する為に繰り広げられた様々なビジネスマン達の群衆劇を、是非あなたの目で確かめて欲しい。

お勧めポイント:

古き良き懐かしき日本企業文化。そしてシリコンバレーにあるベンチャー企業の中でも群を抜いて暴れん坊なアップル社。見事な文化のギャップが繰り広げられる軋轢を見事に1冊の本に収めてくれました。

本編のような胸躍るドラマチックな展開はなく、それでも目を通す価値がある一冊。異文化コミュニケーションの難しさ。それを乗り越えてアップルが日本でビジネス展開を可能とするまでの獣道を垣間見ることができます。

ビジネスマンの方にこそ、是非、お手に取って頂きたい1冊です。

1巻

スヌーピーコミックセレクション

ジャンル:コミック、歴史
既刊:5巻(完結)
Unlimited対象:1巻(完結)

作品概要:

チャールズ・M・シュルツが産んだ世界的キャラクター
「スヌーピー」の4コマを年代別のご紹介!
ほとんど人間と変わらないビーグル犬、スヌーピーと、その飼い主チャーリーブラウンのお約束4コマ劇。

お勧めポイント:

日本で言うと、サザエさん枠となる、新聞紙の4コマ掲載マンガ。50年間の掲載を経て、2000年2月13日に連載終了となりました。これを受けて、10年区切りにベストセレクションを選んでコミック化したのがこの作品。

読み放題対象は1巻の1950年だけなのですが、スヌーピーが割と犬していたり、チャーリーブラウンがモテモテだったりとカルチャーショックを受けました。時代によって表現方法って変わるんですね。そして、英語わからなくても楽しめる回が多い。名作だなぁ。

1巻

2巻以降はKindle Unlimited読み放題対象外(2021年3月現在)

祖母から聞いた不思議な話

ジャンル:コミック、歴史
既刊:1巻(完結)
Unlimited対象:1巻(完結)

作品概要:

米寿を迎える祖母から聞かされた不思議な御伽噺(岡山編)

お勧めポイント:

インターネットが普及する前、田舎では一般的に聞かされていた地元のちょっと不思議話。TV普及とともに失われつつあった口伝の昔話を、綺麗にコミックとしてまとめた一冊です。監修の方々も少し触れていますが、実際の考古学的見地からは少しハズレた内容も含みつつ、それも含めて「一般家庭にはこう伝わっていた」という事例として、修正せずにそのままコミック化している点に好感が持てます。

地域密着な口伝は文明の進化はもちろん、神仏の教えにさえ上書きされて消えていく傾向にあります。かつて岡山の北のあたりでこういう文化があったというとても貴重な記録だと感じました。真偽はさておき、それを信じていた人達が、確かにその時、その場所で暮らしていたのは間違いないのです。素敵な健忘録です。

1巻

日の鳥

ジャンル:コミック、歴史
既刊:2巻(完結)
Unlimited対象:2巻(完結)

作品概要:

東日本大震災を契機に妻と別れたニワトリが、被災した地域を訪問する旅に出る。
(日々のお食事レポート付き!)

お勧めポイント:

ニワトリ主人公にした、ということにして、被災地の風景スケッチを漫画として出版した意欲作。津波後2年目あたりまでを淡々とスケッチしているのですが、場所によっては全然復興が進んでいない様子がありありと描き出されています。と同時に、今や懐かしい日本の田舎生活も描き出されており、複雑な気持ちに陥ります。

歴史作品として、後の世にて、再評価される日が来ると確信しました。

1巻

2巻

この世界の片隅に

ジャンル:コミック、歴史
既刊:3巻(完結)
Unlimited対象:3巻(完結)

作品概要:

広島のはずれ。
日本一の戦艦工場を保有していた呉にある「北条」家に嫁入りした「すず」

昭和15年から太平洋戦争の終戦までを、一般市民の女性の視点から淡々と書き連ねた作品です。当時の日本人の価値観や生活習慣、家族との在り方がとても丁寧に描かれています。

お勧めポイント:

いわゆる「ふつうのひと」からみた戦時中の世界観が生々しく描かれている名作です。すずさんは、絵を描くという趣味を持つごく普通の女性です。その趣味ですら、戦時中ではスパイ容疑をかけられるという事で公には使えません。両親に言われたままに嫁に行き、言われたままに家事を手伝う、子供を産むという「ギム」をなんとなく受け入れる。当時の「ごくごく普通」の生活を、参考資料や当時の方々の昔話を元に、淡々と記載している、その手法に、ただただ脱帽です。

クラウドファンディングによる映画化もされていますので、そちらも是非。

1巻

2巻

3巻

本日も休診

ジャンル:コミック、歴史
既刊:3巻(完結)
Unlimited対象:3巻(完結)

作品概要:

那須の中腹、海抜千メートル、日本一高いところにある診療所。数年で瓦解しそうなバラック小屋で開業された診察室に訪れる人はまばらで、訪問治療するにも片道数キロ移動は当たり前。医者も医者なら住民も住民で個性派揃い。

髭もじゃヤブ医者?見川センセは今日も休診状態です。

お勧めポイント:

古き昭和の田舎事情が赤裸々と描き出されています、決して良きとは言えないけど。良くも悪くも人間味に溢れていますね。時々戦争のお話が混じったりしているので、太平洋戦争の戦後10年くらいが舞台なのかなと思いました。

日常として紹介したい気もしますが、常識が明らかに2020年とかけ離れた世界での生活(まさにこういうのを民俗学というんだと思いますが)なので、歴史カテゴリーに。

那須高原の古き農村生活の空気を感じたい方は是非、ご一読くださいませ。

1巻

2巻

3巻