インコンニウスの城砦

ジャンル:コミック、SF
既刊:1巻(完結)
Unlimited対象:1巻(完結)

作品概要:

氷期を迎えようとしている星。化学によって発展した北半球の人々と呪術によって発展した南半球の人々は、比較的温暖な赤道地帯を得るために争いを続けていた。

「深い湖」のカロは南半球軍の密偵として、ニネットと共に北半球軍の56号城砦に向かう。56号移動城砦(ラスク)の建造を手伝うことで賃金と情報を得る生活を始めたカロ達。やがて戦の時は来て、、、

お勧めポイント:

懐かしき、ナウシカ風味の作風と世界観で全編が語られます。これは自費出版じゃないと出版できなかっただろうなぁ。作者さんが描きたいものが描けているようで羨ましいです。

ストーリーも日常生活をメインに語っている風味で、裏では智略と謀略に溢れていて2度読み直すと新たな発見が幾つもあります。精霊の概念やドワーフやエルフのような種族も出てきますが、一コマ一コマの描写に圧倒的な情報量を詰め込むのは、ファンタジーというよりSFの手法ですね。何より巨大兵器がカッコよい。

戦場が運ぶ狂気を目にしたいSF好きの方は是非。後悔はさせません。

1巻

アトモスフィア

ジャンル:コミック、SF
既刊:2巻(完結)
Unlimited対象:2巻(完結)

作品概要:

ある日わたしは、わたしの分身にわたしの居場所を奪われた。それでもわたしが「ふざけんな」と言わないのは、わたしが全てを赦しているからだ。

お勧めポイント:

白コマに文章のみの表現が多数利用される本作。コミックで一人称表現するとか、どれだけチャレンジングな作品なんだか。さすが西島さん。

相変わらず可愛らしいイラストでエゲツないテーマを突き進んでいく訳ですが、今回オチが弱いかな?2000年前半のセカイ系が流行った時代にあっているといえばあっている。心理描写がそのまま世界の崩壊につながるという感覚は、他作品よりも露骨に前面に出ている。なかなか空っぽの時代でしたからねぇ、2000年台前半。

文学思考的な漫画が読みたい人に勧めたい作品です。

1巻

2巻

第三惑星用心棒

ジャンル:コミック、SF
既刊:2巻(2020年11月現在)
Unlimited対象:1−2巻(2020年11月現在)

作品概要:

29世紀、太陽系第三惑星 地球。無政府・無国境状態。

コンパニオンタイプのアンドロイド「エルシー」相棒の加工生物「タミー」は中央幹事の指示に従って、ロストボーイ(野良アンドロイド)を探索する終わりなき旅を続けている。

お勧めポイント:

月刊アフタヌーン連載の実績もある実力個性派の野村亮馬先生の新作。世界崩壊後の地球を舞台にしておきながら、内容はガチSF。自費出版なので、作者さんの描きたい世界観がそのまま体現されていてステキステキ。

人間臭さに囲まれたハイテク技術が大好きな皆様に強くお勧めです!

1巻

2巻

ヤング・アライブ・イン・ラブ!


ジャンル:
コミック、SF
既刊:3巻(完結)
Unlimited対象:1−3巻(完結)

作品概要:

湯沸かし器のお話です、はい、湯沸かし器のお話です。なんかタービンをぐるぐる回して発電しているかもしれませんが、湯沸かし器のお話なのです。爆発ネタは定番ですよね。

そして、幽霊のお話です、10代半ばの女の子には見えるのが当たり前のようです。時々、男の子にも見えることもあったりなかったりしますが、多分ないです。

そんなお話です。あ、セカイ系ですよ!

お勧めポイント:

どうしてこの人の作品は、コメディタッチなのに心に刺さるんだろう。どうしてこの人の作品は、世界が崩壊しがちなんだろう。どうしてこの人は、ギリギリアウトじゃねって漢字のテーマを選んでるのに、最後まで完結させて発表できてしまうんだろう。素直に純粋に尊敬です。2010年代前半に連載していると知って、さらに驚愕。

イラストの可愛さに惹かれて読むと大火傷するので、心して、是非読んでください!

1巻

2巻

3巻

クラウドヘブン 壊れゆく彼女

ジャンル:コミック、SF・異能力バトル
既刊:全3巻(完結)
Unlimited対象:読み放題対象外に変更(2021年1月現在)

作品概要:

地底世界「箱庭の大地(クラウドヘブン)」へようこそ。

沖縄の地下にて発見された地下大陸は特殊な磁場の影響で希少な鉱物の宝庫。初めて送り込まれた調査隊は突如現れた「翼の死神」に急襲されて全滅。その後20年かけて開発されたクラウドヘブンは、半年前から人型の異形「グローニア」に再び襲われる。

防衛省外務機関「トライブルノア」にスカウトされた久世飛鳥(くぜあすか)と、育ての親である叔母の久瀬狭霧(くぜさぎり)は、クラウドヘブンへ訪問した直後に「グローニア」に襲われる。翼の死神が残した「見掛け倒しの剣」を携えた飛鳥は、狭霧の犠牲と引き換えに新たな力に目覚めるのだが、、、

お勧めポイント:

メカメカしいオプションがいっぱい付いた女の子と、ちょっとした異能力を持つ軍隊(助成率高し)とのガチバトル(グロあり)作者さん初のオリジナルというだけあって、趣味全力でぶつけてきましたね、良いぞ良いぞ!

入り組んだ舞台設定を人間関係を1−2話で全インプットして来たので、プロット構成力はピカイチ!この世界観が好きな人は是非読んでみてください、後悔はさせません!

1巻

2巻

3巻

世界の終わりの魔法使い

ジャンル:コミック、SF・ファンタジー
既刊:3巻(完結)
Unlimited対象:3巻(完結)

作品概要:

魔法なんて信じるもんか!

干上がった湖に底にある真っ黒くて大きな建物には魔法使いが住んでいる。1000年前から封印された”魔王”の影響を受けて、人類は空を飛ぶ魔法を身につけていた。

ただ一人、この僕を除いて。

エアボートに化学で作ったエンジン載せて、同僚のホウキを追い抜いたまま、勢い余って突っ込んでしまった魔王のお城で、ボクは「本物の魔法使い」に出会ってしまった。

お勧めポイント:

ファンタジーvs科学文明

がテーマなんですが、作者さんの絵柄のおかげで、あまりグロさがありません。なお、作中で人がバンバン死んでいるので、ホント、表現方法に救われているなぁと思う次第でございます。

ライトな作品かと思いきや、がっつり心を抉ってくるのは、西島大介作品ならでわです。騙されて軽い気持ちで読もうとすると、持ってかれるぞ〜

完全版として再編集されるにあたって、章ごとに物語が再整理されたのは素晴らしいですね。1巻完結×3話って感じで読めます。まずは1巻をご覧いただいて、肌に合うようであれば、2巻以降をお勧めします。癖はありますが、面白い作品ですよ!

1巻

2巻

3巻

凹村戦争

ジャンル:コミック、SF
既刊:1巻(完結)
Unlimited対象:1巻(完結)

作品概要:

四方を高い山に囲まれた山村の村、凹村。

半月遅れで届く新聞。となりの村からわざわざケーブルを引いてもNHK歯科映さないテレビ。

ぼくには”行き先”がない。

そんな小さな世界での物語。

お勧めポイント:

西島大介先生のデビュー作。

セカイ系SF作品ですが、田舎特有の閉塞感が凄いです。この作者さん特有のデフォルメキャラが動き回るんですが、何かを解決しているようで何も解決できていない無常感が凄い。若い人には共感を、大人には回顧を打ち出す素晴らしい作品だと感じました。

手堅く生きるか、無謀に生きるか。

メガネくんは早熟な大人でしたね、確実に人生を積み上げていくと思います。ただ、私としては主人公側に共感したいと思ってしまう青二才でございましたまる

1巻

陋巷酒家(うらまちさかば)

ジャンル:インディーズ、ショート漫画&SF&職場文化
既刊:4+1巻(2020年10月現在)
Unlimited対象:4+1巻(2020年10月現在)

作品概要:

気立ての良いおかみさん、サイボーグ(強化機械人間)の看板むすめ恵美ちゃん。

崩雷繁盛駅 駅ビル地下7階 西地区伍番街。地下鉄の乗り換えに毎日通る地下商店街にある立ち飲み屋は、今日も個性的なメンバーが集まって大繁盛!

お勧めポイント:

異種族混合居酒屋(世界崩壊後、下町風味)

世界背景がかなり絶望的、それでも日常生活は回っているっていう作風です。下痢ランの爆弾騒ぎに巻き込まれてちょっと死にかけたけど、会社の保険でサイボーグ化したので大丈夫!とか南方戦争に出稼ぎに行って上半身吹き飛んだけど、ロボット化して戻ってきました良かった良かった、みたいな、終始明るいテンポでストーリーが進みます。みなさん、精神的に強い強い。

居酒屋は憩いの場ですもんね、現実を忘れる為の夢空間。一歩外に出ると敵どうしかもしれないけど、ここに居るうちは雑談する仲間って感覚がステキな作品。私も常連になりたいです!

1巻

2巻

3巻

4巻

番外1巻

ミカるんX

ジャンル:コミック、SF
既刊:8巻(完結)
Unlimited対象:8巻(完結)

作品概要:

福井県から東京は渋谷某所にある聖アグリッパ学園に入学した「南るんな」は、完璧超人優等生「鯨岡ミカ」と出会う。突如現れる怪獣達、ふらっとやってくる宇宙人達、目の前であっさりお亡くなりになってしまう同級生達。そして合体変身巨大化してしまう2人。さぁ、地球外生命達との壮絶なバトルの幕開けだ!

お勧めポイント:

百合グロ特撮系完璧ヒロイン!属性おおい!!

全2部構成の本作、表紙からは想像も出来ないくらい重いテーマと特撮リスペクトっぷりでございました。元ネタ探し、とっても楽しゅうございました。東宝東映の古き良きSF映画ネタからも盛りだくさん拾ってきます。

1部では南るんなの福井愛が重く、分かる人には分かる地元ネタ満載で楽しませて頂きました。2部ではちょうど良い息抜き担当No1。つまりウサ可愛い!

完璧超人百合スタイルのミカさんは安定っぷりが素敵。なお、戦闘スタイルと技名に突っ込んではいけない!

ナンバー6のペソマルク星人さんは、おいしいポジだったなぁと思います。7−8巻の演出は卑怯。ただ結局あの人、強かったのか弱かったのか、、、謎だ。

凄く人を選びますが、ハマる人のはハマる作品です、ご検討を!

1巻

2巻

3巻

4巻

5巻

6巻

7巻

8巻

ウルトラセブン

ジャンル:コミック、SF
既刊:3巻(完結)
Unlimited対象:3巻(完結)

作品概要:

エレキング、キングジョーなど今でも十分通用するデザインの怪獣を世に送り出してきた名作、ウルトラセブンのコミックバージョンです。特撮と少し異なるエンディングにもご注目ください!

お勧めポイント:

連載された時代背景が色濃く受け継がれている作品でした。

宇宙人=絶対悪と定義づけての勧善懲悪モノ。ウルトラセブンはスーパーヒーローだけど、属性攻撃特化で弱点持ちなので、パズルのピースがハマらないと意外とあっさりピンチに陥ったりします。人間側のウルトラ警備隊もしっかり活躍します。警備隊の一員という位置づけのためにウルトラセブンが伸縮自在なあたりはご愛嬌。

TV放送シリーズと異なり、最悪の体調になる前にしっかりと帰還するウルトラセブンと、空気を呼んであっさり理解を示す隊員達に感動を覚えました。後味が悪くないってステキ。これを踏まえた上で、映像版の最終話を見ると、、、

懐かしき特撮の雰囲気を味わいたい方、ざっくりストーリーを思い出したい方、劇画作品大好きな方、SFって良いよねってみなさま、少し昔を思い出してみませんか?

1巻

2巻

3巻